浴槽台とは?
浴槽台というのは、浴槽の中に設置する腰掛台のことです。これは、浴槽から立ち上がりにくいときや、浴槽が深いときにいすとして使います。
吸盤式で固定しますが、市販されているものは15cm〜22cmくらいの高さのものが多いですね。また、高さ調節できるものもあるので、身体状況によって変えられます。
ちなみに、浴槽をまたぐときに浴槽台を足に乗せる場合は、浴槽の中に1段の段差ができますので、手すりなどにつかまって安定して段差の昇降ができる人が使うとよいです。
浴槽台の選び方は?
浴槽台は、高すぎるものだとお湯に肩までつかれませんので要注意です。また、浴槽台は脚部が座面の内側にあるので、安定性が低いです。なので、踏み台として使うのは避けましょう。
脚がしっかり浴槽に吸着するものでないと、滑って大変危険ですから、こちらにも注意してください。なお、木製のものは、浮き上がらないように脚に吸盤を付けます。
浴槽台は2台同時に買えるの?
例えば、浴槽が高い等の理由から、浴槽を安全にまたぐのに、浴槽の中と洗い場に浴槽台を置くなら浴槽台は2台必要になりますよね。
こうした浴槽台が2台必要な場合、介護保険の福祉用具購入制度で2台購入することは可能なのでしょうか?
これについては、ケースバイケースで、使用される方の身体状況や住環境の状況によります。私自身は、過去に2台販売した経験があります。
基本的にはNGで洗い場側には浴室すのこで対応するというケースもあります。ただ、全ては自治体の判断によります。なので、あなたのお住まいの保険者(自治体)に確認してみることをおすすめします。2台同時でもOKの自治体もありますからね。
ちなみに、適切な用具購入の理由を書かなければいけないので、しっかりした理由付けが必要です。極端な話、きちんとした理由さえあれば、浴槽台3台でもOKになる可能性だってあるのです。
なお、自治体によっては浴槽台は浴槽内で椅子として使う場合のみ認め、踏み台的な利用は認めないケースもあります。なので、理由書の書き方に注意が必要になります。